初心者の私が、初めてコーヒー屋に行った時の思い出。
コーヒー好きって、わけのわからない単語を使ってくる。
ナチュラル、ウォッシュド、ティピカ、ゲイシャ・・・
まったく意味がわからない。だからどれを選べばいいかわからない。
うーん、とりあえずおすすめしているコレを選んでみよう。
結果、あまり好みではなく失敗しちゃった…
なんて思い出があります。
それくらいコーヒーは専門用語が多く、どれを選べばいいのかわからないものです。
自分にぴったりのコーヒーを選ぶための方法をご紹介します。
専門用語の難しさや、味わいへの影響度順に5つのレベルに分けました。
コーヒーを趣味で軽くやられているという方は、レベル1を。
コーヒー沼にはまり込み抜けられない方は、レベル5をご参考に。
大前提:コーヒーにはグレードがある!
そもそも、コーヒーにはグレードがあります。
コンビニコーヒーは、コモディティなどが使われているので、あまり個性がありません。
ただ苦いだけや、マイルドなコーヒーっぽい味なだけです。
Coffee fam.はスペシャルティコーヒー専門店なので、スペシャルティコーヒー以上のグレードのみを使います。
コモディティよりも個性の邪魔をするイガイガした雑味がなく、苦みや酸味などを高いクオリティで楽しむことができます。
どのお店でも、まずはグレードを意識するとおいしいコーヒーを見つけやすいです!
巷ではグレードを決めるお仕事がある!
Qグレーダーという国際資格を持ったプロが、コーヒーに点数をつけています。
- Fragrance / Aroma フレグランス・アロマ (香りの質)
- Flavor フレーバー (風味)
- Aftertaste アフターテイスト (口の中の余韻)
- Acidity アシディティ (酸味の質)
- Sweetness スウィートネス (甘さ)
- Body ボディ(口当たりと広がり)
- Balance バランス (フレーバー・アシディティ・ボディのバランス)
- Clean Cup クリーンカップ (欠点や雑味のなさ)
- Uniformity ユニフォーミティ (サンプルの質の一貫性)
- Overall オーバーオール (総合評価)
プロの採点で80点以上がつくと、スペシャルティコーヒーと名乗ることができます。
その流通量は5%程度、超希少で高品質なコーヒーなんです!
自分に合うコーヒーの選び方|レベル順でご紹介!
さて、自分に合うコーヒーの選び方について書いていきます。
難しさ・味への影響度順に5段階に分けました。
- 焙煎度:『苦み』『酸味』『コク』を大まかに決める
- フレーバー:コーヒーの香り・味わい
- 産地:すべての要素に個性をもたらす
- 精製方法:『コク』『アロマ』『フレーバー』に個性をもたらす
- 品種:すべての要素に個性をもたらす
ひとつずつ解説します。
レベル①:焙煎度
焙煎度は、『苦み』『酸味』『コク』を大まかに決めます。
浅煎りだと『酸味が強く、コクがない』コーヒー、深煎りだと『苦みが強く、コクがある』コーヒーになります。
レベル②以降の要素で、よりコーヒーを楽しむことはできます。
ただ、味わいの主な方向性は『焙煎度』で決まるので、まずはここに注目しましょう。
≫Coffee fam.のコーヒー豆一覧。「焙煎度」で絞込できます!
レベル②:フレーバー
コーヒーは育った環境や品種、焙煎度で様々な個性を見せてくれます。
ひとつの飲み物でこれほどの味わいをだせるなんて、他にはありません!
フレーバーの表現はこのような表(フレーバーホイール)を使って行われます。
Coffee fam.で販売しているコーヒー豆は、すべて商品名にフレーバーを入れています。
ぜひ、気になるフレーバーがあれば詳細を見てみてください!
レベル③:産地
育った環境によって味わいが変わるのがコーヒーです。
そのため、どの産地かによってある程度の味わいを予想することができます。
エリア | 味わいの特徴 |
---|---|
南米エリア | 穏やかで丸みのある酸味と甘み 酸味重視:コロンビア バランス重視:ブラジル |
中米エリア | 軽やかでさわやかな酸味とフルーティー感柑橘系のさわやかな酸味 |
東南アジアエリア | スパイスを思わせる独特な風味と酸味 コクやボディを強く感じる |
アフリカエリア | 酸味に特徴があり、ボディは軽やか ケニア:キレのある酸味、柑橘系やベリー系の香り エチオピア:花のようなエレガントな香りとフルーティーさ |
ただし、スペシャルティコーヒーは地方の平均的な育て方を行わないことも多いです。
その農園独自の育て方によって、味わいは変わってくるので参考程度にするといいと思います。
レベル④:精製方法(プロセス)
ぜひ、コーヒーに慣れてきたら意識してほしいのが「精製方法」です!
同じ国でも、精製方法が違うだけでまったく味わいが異なってきます。
基本的な精製方法は4種類です。
精製方法 | 味わい |
---|---|
ナチュラル | 完熟した果実のような香りとコク |
ウォッシュド | キレのあるクリーンな味わい |
パルプドナチュラル | ナチュラルとウォッシュドの中間 |
スマトラ式 | スマトラ特有の香りとコクの強さ |
例えば、エチオピアのコーヒー豆だと、
ナチュラル:ストロベリーやアプリコットのような完熟した果実のようなフレーバー
ウォッシュド:レモンティーのようなすっきりとした紅茶のフレーバー
まったく別の飲み物に化けてくれます。おもしろい!!
≫Coffee fam.ではナチュラル、ウォッシュド、スマトラ式など揃えています。希少な精製方法も。
より詳しく知りたい方へ!
レベル⑤:品種
よりマニアックな選び方をしたい方は「品種」に注目してみてください。
基本的な品種だとあまり注目しなくてもいいですが、希少な品種だとその味わいは他とは全く異なってきます。
希少品種 | 味わい |
---|---|
ゲイシャ | ジャスミンやアールグレイなどの上品な香りに加えて、桃やキャンディのような甘みが特徴。 |
ピンクブルボン | ゲイシャと似たフレーバーで、上品でフルーティな甘みが特徴。 |
シドラ | リンゴ酒のような爽やかな酸味が特徴。 |
ユーゲニオイデス | 酸味も苦みも少なく、驚くような甘みが特徴。 |
こういったコーヒー豆は価格も3~5倍ほどしますが、めったに出回らない希少な品種です。
Coffee fam.では、まだ取り扱っていませんが、見かけたらぜひお試しください!