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【これで解決!】フレンチローストのおすすめの飲み方から焙煎方法までを徹底解説

※Coffee fam.は「私が初心者時代に悩んだこと」を振り返り、記事にまとめています。中には悩みの解決に役立ったものをPRしていますのでご容赦ください。

最近は浅煎りを楽しむ方が多いですが、たまには深煎りを飲みたくありませんか?

かず

私は、和菓子を食べるときとか、特に深煎りが飲みたくなります!!!

昔から喫茶文化を背景に、深煎りは日本人に親しまれてきた味です。

今回この記事では深煎りコーヒーを楽しみたい方にとってぴったりの「フレンチロースト」について詳しく解説します。

フレンチローストの特徴や淹れ方のポイント、オススメの飲み方まで余すことなく紹介していますので、新たなコーヒーの楽しみ方を見つけられること間違いなしです。

ぜひ最後まで読んで、フレンチローストの魅力に触れ、新たな味わいを見つけるきっかけにしてください。

目次

フレンチロースト(深煎り)とは?

フレンチローストとは、コーヒー豆の焙煎度合いを表わす言葉です。

コーヒー豆の焙煎度合いは、8つの段階に分けられ、フレンチローストは8段階中2番目に深い焙煎度合いになります。

そもそも、、、
ロースト(焙煎)とは、コーヒー豆の味を決める重要な作業で、コーヒー豆に火を通すことを言います。
ロースト(焙煎)することで、コーヒーがもつ苦みや甘み、酸味や香ばしさなど、複雑な味わいが生まれます

かず

同じコーヒー豆でも、焙煎度合いを変えることで何通りもの味を楽しめます

ロースト(焙煎)の奥深さであり、焙煎士の技術が問われる部分です。

フレンチローストの焙煎度合いについては次で解説します。

8段階ある焙煎度合いのうちの1つ

コーヒー豆の焙煎度による味の違い
8段階の焙煎度合い

コーヒー豆の焙煎は度合いに応じて以下の8段階にわけられます。

  1. ライトロースト
  2. シナモンロースト
  3. ミディアムロースト
  4. ハイロースト
  5. シティロースト
  6. フルシティロースト
  7. フレンチロースト
  8. イタリアンロースト

またコーヒーの焙煎の状態から、「浅煎り」、「中煎り」、「深煎り」の3つに分けられます。

浅煎り

ライトロースト、シナモンロースト

中煎り

ミディアムロースト、ハイロースト、シティロースト

深煎り

フルシティロースト、フレンチロースト、イタリアンロースト

一般的に、浅煎りのコーヒーは酸味が強く、口あたりや軽やかな味わいと言われ、深煎りのコーヒーは苦みやコクが強くなると言われています。

【由来】なぜフレンチローストと呼ばれるのか?

フレンチローストという呼び方は「フランスでよく行われている焙煎度合い」というのが由来です。

いちばん深い焙煎度合いのイタリアンローストも同じ由来になります。

かず

イタリアとフランスは、コーヒーと言えばエスプレッソと言われるくらい、エスプレッソ文化が根強い国です。

そのため両国では、エスプレッソに合う深煎りのコーヒー豆が長年にわたり愛され飲み続けられています。

そんな背景から「フランスでよく行われている焙煎度合い」をフレンチロースト、「イタリアでよく行われている焙煎度合い」をイタリアンローストと呼んでいます。

フレンチローストの味わいについて

フレンチロースト
出典:UCC

フレンチローストは、酸味がほとんどなく、深い苦みとコクがきわ立つ味わいが特徴です。

ナッツのような香ばしさと、ビターチョコレートのような深い味わい」と表現されることもあります。

豆の色は、全体的に黒に近い色(濃いこげ茶色)をしており、焙煎するときににじみ出る油分が豆の表面を覆っており、ツヤツヤとした光沢があります。

かず

酸味が苦手な方や、コクがあるコーヒーを好む方にはオススメの焙煎度合いです!

フレンチローストに焙煎する方法

コーヒーの生豆を焙煎する時にパチパチと音がなることを「爆ぜ(ハゼ)」と表現します。

1回目のパチパチとした音を「1ハゼ」、2回目の音を「2ハゼ」と表現されます。

フレンチローストは、1ハゼが終わり、2ハゼのピークごろの焙煎度合いです。

焙煎中のコーヒー豆の色や音、コーヒー豆の表面に起こる亀裂などの変化によって焙煎度合いを判断します。

焙煎時間は、焙煎方法にもよりますが、手鍋焙煎の場合で、約15分〜20分かかります。

かず

焙煎時間については、コーヒー豆の量、火加減によって変わってきますのでコーヒー豆から出る音や変化を目安に焙煎度合いを調節してください!

フレンチローストに合うオススメのコーヒー豆の種類

フレンチローストと相性が良いのは、酸味や苦みのバランスがとれたクセが少ないコーヒー豆や、強く焙煎しても風味や香り残るコーヒー豆です。

酸味と苦みのバランスがとれたコーヒー豆としては、ブラジル産コーヒー豆がオススメです。

かず

ブラジル産コーヒー豆はフレンチローストにすると甘みとナッツのような香ばしい味わいになります。

強く焙煎しても風味や香りが残るコーヒー豆としては、インドネシア産のマンデリンや、タンザニア産キリマンジャロがオススメです。

かず

インドネシア産のマンデリンは独特なスパイシー感のある味わいが特徴のコーヒー豆ですが、フレンチローストにすると、独特なフレーバーはそのままに、ほどよい甘みと濃厚なコクがある味わいになります。

タンザニア産のキリマンジャロは、甘い芳醇な香りと酸味が特徴のコーヒー豆で、フレンチローストにすると酸味が抑えられ、甘い香りがより引き立てられたキャラメルのような味わいになります

フレンチローストに合うおすすめの飲み3選

フレンチローストで淹れるコーヒーは、濃厚でコクがあり深い苦みが特徴です。

その特徴を活かしたオススメの飲み方は以下の3つです。

フレンチローストに合うおすすめの飲み方3選
  1. エスプレッソ
  2. アイスコーヒー
  3. カフェオレ

ひとつずつ紹介します。

飲み方①:エスプレッソ

エスプレッソはフレンチローストの名前の由来にもなっている、フランス人が愛し、好んで飲み続けてきた飲み方です。

専用マシンで高い圧力をかけて抽出して淹れるエスプレッソは、フレンチローストが持つ苦みとコクを最も楽しめる飲み方です。

専用マシンがない方は、ドリップコーヒーでお湯の量を少なめにし、濃い目にしてみることで、フレンチローストがもつ深い苦みやコクを楽しめます。

飲み方②:アイスコーヒー

個性のないコーヒー豆をアイスにすると、全体的に薄く印象のない味になります。

そんなときに、強い苦みとコクが特徴のフレンチローストを使えば、キリっとして味わい深いアイスコーヒーを作ることが可能です!

濃厚でコクがあるフレンチローストは、アイスコーヒーとの相性も極上なんです!

暑い日にスッキリとしたコーヒーを楽しみたい方は、フレンチローストを使ったアイスコーヒーがおすすめになります。

飲み方③:カフェオレ

フレンチローストは、ミルクとの相性も格別です。

苦味が苦手な方でも、ミルクと合わせることでまろやかになり、飲みやすくなります。

カフェオレ以外にも、カフェラテやカプチーノ、ウィンナーコーヒーなどもおすすめです。

フレンチローストに合うおすすめの食べ物・フードペアリング

フレンチローストは強い苦みとコクが特徴のため、甘いスイーツとの相性が抜群です。

最近では、コーヒーとスイーツなどの食べ物との組み合わせを楽しむフードペアリングが人気です。

フードペアリングとは、コーヒーと食べ物が口の中で合わさった風味や香りを楽しむ飲み方で、コーヒー単体で飲むのとでは違った味わいを楽しめます。

深い苦味とコクが特徴のフレンチローストは、クリーム系のケーキや、濃厚でずっしりとしたニューヨークチーズケーキ、あんこなどの和菓子と相性が良いと言われています。

またお酒みたいにチョコレートやナッツをおつまみに、深煎りのコーヒーを飲む方法もオススメです。

コーヒー単体でも十分楽しめますが、スイーツなどの食べ物との組み合わせを楽しめるのもフレンチローストの楽しみ方のひとつでしょう。

【ポイント3選】フレンチローストの淹れ方について


こちらでは、ペーパードリップ方法を用いて、自宅で美味しいフレンチローストを淹れるポイントを3つ紹介します。

フレンチロースト淹れるポイント3選
  1. 豆の挽き方は中挽きか、中挽きより少し粗めにする
  2. お湯の温度は80℃前後
  3. 抽出時間は少し長めにする

ひとつずつ説明します。

ポイント①:豆の挽き方は中挽きか、中挽きより少し粗めにする

コーヒー豆の粒度による味の違い
コーヒー豆を挽くときの考え方

1つ目のポイントは、豆の挽き方です。

フレンチローストをおいしく淹れる場合は、中挽き~中粗挽きで豆を挽きましょう!

理由は、2つです。

  • ただでさえ苦いフレンチローストを細挽きにすると苦すぎるから
  • 深煎りは浅煎りよりも雑味など抽出したくない成分が多く含まれているから

以上の理由から、中挽きかそれより少し粗挽きにすることで、抽出効率を下げ、深い苦味とコクを活かしつつ、雑味をおさえられます。

ポイント②:お湯の温度は80℃前後

2つ目のポイントは、お湯の温度は80℃前後にして、通常より低温でいれることです。

低温で淹れることで、フレンチローストの深い苦味とコクの特徴を活かしながら、雑味の抽出をおさえる効果があります。

ポイント③:抽出時間は通常より少し長めにする

3つ目のポイントは、抽出時間は通常より少し長めにすることです。

フレンチローストの味わいである苦味は抽出の後半に出てきます。

少し抽出時間を長めにとることで、フレンチローストの味わいの特徴である深い苦みとコクを抽出しやすくします。

2杯(20g)程度で抽出する際の目安を参考までに記載します。

抽出時間
浅煎り2分30秒~3分
深煎り3分~3分30秒

ここまで3つのポイントを紹介しました。

これらのことを意識しながら、ご自身の好みに合うフレンチローストのコーヒーの淹れ方を見つけてください。

自分好みのフレンチローストを見つけてみよう

今回この記事ではフレンチローストの特徴から焙煎方法、おすすめの飲み方を紹介しました。

フレンチローストは、コーヒー豆の焙煎度合いを表す言葉のひとつで、8段階中2番目に深い焙煎度合いを表します。

強い苦味とコクが特徴で、コーヒー単体として楽しめる事はもちろん、ミルクを入れたり、スイーツなどと一緒に飲んでも個性を感じられる焙煎度合いです。

コーヒー豆は、酸味や苦みのバランスがとれたクセが少ないブラジル産をはじめ、強く焙煎しても風味や香りが残るインドネシア産のマンデリンタンザニア産キリマンジャロがオススメです。

ぜひこの機会に自分好みのフレンチローストのコーヒーを見つけてみてはいかがでしょうか。

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もし、コーヒー初心者の友達に教えるなら。

というテーマで私が学んできたコーヒーの知識をまとめました!

1ヶ月目で学ぶこと、2,3ヶ月目に学ぶこと、1年目で学ぶことといったように、体系的にまとめてあります。

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