コーヒーが苦くて飲めない!
砂糖とかミルクを淹れると、子供っぽく見られてイヤだ!
ブラックコーヒーが飲めるのって大人っぽくて憧れる!
誰しも一度はこのように思ったことがあるのではないでしょうか。
私ももちろんあります。
小さい頃の私は少しでも苦いものが苦手で、ブラックコーヒーだけでなく、ピーマンやゴーヤなどもダメでした。
しかし今では、どんな苦い食べ物でも問題なく食べられますし、コーヒーにいたっては1日3杯も飲むほど大好きです。
今回紹介する方法によって克服したのですが、途中で友人からこのように言われたことがあります。
別に無理して飲めるようにならなくてもいいじゃん
と。。。
まったくもって、おしゃる通り(笑)
でも、、、できるなら克服して、堂々とブラックコーヒーが頼めるようになりたいじゃないですか!!!
スタバでフラペチーノじゃなくて、ホットコーヒーを頼みたいんですよ!
そんな、どうしてもコーヒーが飲めるようになりたい人に向けて、
『コーヒーが飲めるようになる3つのステップ』と、最初の練習にもってこいの『苦みの少ないコーヒー豆を3つ』ご紹介します。
コーヒーが大好きになって思うのは、
最初はただの見栄で飲み始めたけど、こんなにおいしい飲み物が飲めるようになってよかった!
淹れ方や豆の種類によって、こんなにも味が変化する飲み物はほかにないし、毎日淹れるのが楽しみ!
ってことです。
紹介する方法は一瞬で苦みを克服する方法ではないためガッカリするかもしれませんが、意識して少しずつでもやっていけば必ず克服できるので、ぜひ参考にしてください!
苦いコーヒーが飲めないのは当たり前!
人の味覚は『旨味』『甘味』『酸味』『苦み』『渋み』『辛味』『塩味』などがあります。
『旨味』と『辛味』、『塩味』は省きますが、そのほか4つの味覚は、大昔、木の実を判別するために備わったという説があるそうです。
- 甘み:完熟した木の実
- 酸味:完熟と未熟の間くらいの木の実
- 渋み:未熟の木の実
- 苦み:毒のある木の実
『酸味』『渋み』『苦み』は本能的に避けるようにできており、その中でも『苦み』は毒を表す味覚なので、より強い危険信号が出されます。
そのため、苦いコーヒーが飲めないことは”当たり前”ということです。
コーヒーを日本で初期に飲んだ太田南畝という人は、「焦げ臭くて味わうに堪えず」と言ったそうですよ。
なぜ大人になるにつれて、苦みが好きな人が増えていくのか?
『苦みは避けるもの』のはずですが、大人になるにつれて好きになっていく人は多い気がします。
子供も大人も苦みを感じる能力に大きな差が無い、ということが最近の研究で明らかになっているのにです。
いったいなぜなのか・・・
答えは2つあると考えます。
- 飲んでいくうちに苦みが危険なものではないと判断したから
- コーヒーに対してポジティブな印象を持ったから
1つ目の答えは『飲んでいくうちに苦みが危険なものではないと判断したから』という、いわゆる”慣れ”です。
何度も何度も飲んでいるうちに危険ではないとわかり、飲むことに対する苦手意識がなくなります。
じゃあ、我慢しながら毎日飲み続けろって言うんですか・・・
というと、それは違います。
2つ目の答えですが、コーヒーに対してポジティブな印象を持たなければなりません。
なぜなら、人は味を感じる時にその場の雰囲気やそのときの感情も絡めて、おいしさを判断しているからです。
例えば『ビール』なんかは、大学や会社の飲み会が始まってから好きになる人が多いと思います。
これはまさに、みんなでワイワイとお酒を楽しんでいる雰囲気が味に影響している例です。
つまり、
我慢をせずに、楽しくコーヒーを飲み続ける。
ことが苦手克服には重要になってきます。
【私の実体験】コーヒーが飲めるようになる3つのステップ
我慢をせずに、楽しくコーヒーを飲み続ける。
というのは、なかなかの難題ですが、私が実際に克服できた方法を紹介します。
- 苦みの少ないコーヒー豆を使ってコーヒー牛乳・カフェオレで慣れる
- 苦みの少ないコーヒー豆を使ってブラックコーヒーに挑戦する
- 苦みを強くしたり、酸味があるコーヒーに挑戦したりしてみる
この順序で練習をするのがおすすめです。
ひとつずつ詳しく解説します。
ステップ①:苦みの少ないコーヒー豆を使ってコーヒー牛乳・カフェオレで慣れる
慣れないうちはとにかく苦みの少ないコーヒー豆を使うことが重要です。
コーヒー豆はすべて苦そうに思えますが、実は酸味・甘味が前面に出てくるコーヒー豆もあります。
この記事のもう少し下には、『【コーヒーが飲めない方】苦みの少ないコーヒー豆を3つ紹介』という章があるので、そこに書かれているコーヒー豆を参考にすると飲みやすいです。
さらに飲みやすくするために、最初はミルクを混ぜて飲んでみましょう。
苦みが少ないコーヒー豆を買い、コーヒーを淹れたら、ミルクと混ぜてコーヒー牛乳・カフェオレを作ってください。
- コーヒー牛乳
-
ミルクがメインで、そこにコーヒーを混ぜたもの
ミルク 7:コーヒー 3
- カフェオレ
-
コーヒーがメインで、そこにミルクを混ぜたもの
ミルク 5:コーヒー 5
コーヒー牛乳まで苦みを抑えられれば、おそらくほとんどの方は飲めると思います。
その状態で問題なく飲めるようになってきたら、次はコーヒーの分量を増やして、カフェオレに挑戦してください。
ステップ②:苦みの少ないコーヒー豆を使ってブラックコーヒーに挑戦する
だんだんミルクの量を減らしていき、ブラックコーヒーに挑戦しましょう。
このときには最初のころよりもコーヒーの苦みになれているので、案外飲めるようになっています。
まだ飲みにくいという人は、砂糖だけ少し入れたり、甘いお菓子と一緒に食べたりすることで無理なく続けるようにしてください。
ステップ③:苦みを強くしたり、酸味があるコーヒーに挑戦したりしてみる
ブラックが飲めるようになったらもう勝ちです。
苦みを強くするのも良いですし、酸味のあるコーヒーに挑戦するのもいいと思います。
苦手を克服するだけでなく、コーヒーが好きになってくれたらうれしいです!
コーヒーにポジティブな印象を持つためのポイント3選
コーヒーの味については前章の方法で十分に慣れると思います。
しかし、味に慣れても、コーヒーを飲む練習が苦痛になっては飲めるようになりません。
重要なのは、どれだけ『コーヒーを楽しめるか』です。
楽しむための方法として、私は3つのことを大切にしています。
- いいコーヒー豆を買ってきて自分で挽く
- コーヒー器具や部屋のインテリアにこだわって、使っているのが楽しくなるようにする
- 好きな音楽・ゲーム・動画でリラックスしながらコーヒーを楽しむ
ひとつずつ詳しくお話します。
ポイント①:いいコーヒー豆を買ってきて自分で挽く
ほんと、ただ単純にいいコーヒー豆を買ってきて自分で挽いてみるだけになります。
コーヒーに限らずですが、いいものを使って何かを手作りするって、最高に気分が上がりませんか?
車の改造とか、料理とか、DIYとか。
メイクとかも『良い化粧品で自分をきれいにする』という意味でそうかもしれません。
ポジティブな印象を持たせるために、コーヒー豆の品質にこだわって、自分で挽いてみるのはかなりおすすめです。
ポイント②:コーヒー器具や部屋のインテリアにこだわって、使っているのが楽しくなるようにする
いいコーヒー豆を、こだわりの器具で淹れる。
しかも、淹れている空間は自分好みのインテリア。
最高です。
めちゃくちゃ癒されます。
最初は部屋全体をよくしていくのは無理かもしれませんので、安めの器具や雑貨から順番に揃えていくのがおすすめです。
コーヒーを始めるために最低限必要なものをまとめた記事も書いているので、ぜひ参考にしてください。
≫コーヒーを始めるのに必要な器具を見てみる
ポイント③:好きな音楽・ゲーム・動画でリラックスしながらコーヒーを楽しむ
コーヒーを飲むことが癒しの時間になるよう、好きなことと一緒に楽しみます。
普段のリラックス方法に組み込むだけなので手軽にできるのでおすすめです。
音楽・ゲーム・動画以外だと、私は散歩やドライブをするときにこういう感じのカップに入れてコーヒーを飲んでいます。
【コーヒーが飲めない方】苦みの少ないコーヒー豆を3つ紹介
コーヒーが苦手な人におすすめの、苦味の少ないバランスの取れたコーヒー豆を3つ紹介します。
苦みと酸味を抑えて、程よい甘みが感じられるものを厳選しました。
【ウガンダ】ブルーベリー香るやわらかい口当たり
フレーバー | シナモンロースト:ブルーベリー ハイロースト:ブルーベリー、チョコレート |
国 | ウガンダ |
エリア | ウガンダ西部 ルウェンゾリ山脈の国立公園周辺 |
標高 | 1200m-1800m |
品種 | SL14、SL28 |
精製方法 | ナチュラル |
農園名 | ─ |
生産者 | ブコンズ族の小農家 |
このコーヒー豆は、焙煎技術を競う「1st crack coffee challenge 2022」の決勝戦で使われた生豆です。
ブルーベリーのようなやわらかい口当たりを楽しむことができ、現地の生産者の努力を感じます。
ぜひ、大会でも使われる高品質なコーヒー豆をお楽しみください。
【エチオピア】エチオピアらしい華やかなフレーバーを感じられます
浅煎りのコーヒーにハマる瞬間。
それはエチオピアのナチュラルを飲んだときといっても過言ではありません。
それくらい、コーヒーをあまり飲んでいない人にとって、エチオピアのコーヒーは衝撃的な味わいです。
今回紹介するコーヒー豆は、エチオピアの中でも圧倒的なブランド産地である「イルガチェフェ コチャレ」のものになります。
欠点豆の少なさからくるクリアな味わいと、アプリコットやストロベリーのような華やかなフレーバーが特徴です。
酸味の強いコーヒーが苦手な人でも、エチオピアの浅煎りは好きという人は多くいます。
コーヒーとは思えない華やかでフルーティなフレーバーにハマること間違いなしです。
フレーバー | シナモンロースト:アプリコット、ジンジャー ハイロースト:ストロベリー、ストーンフルーツ、アプリコット フルシティロースト:アプリコット、ビターチョコレート、ブラウンシュガー |
国 | エチオピア |
エリア | イルガチェフェ コチャレ アリーチャ地区 |
標高 | 1800m-2000m |
品種 | 在来種 |
精製方法 | ナチュラル |
農園名 | アリーチャ ウォッシングステーション |
生産者 | イルガチェフェ周辺の600件の小規模農家さん |
【タイ】世界に挑戦する高品質コーヒー豆
フレーバー | ミディアムロースト:はちみつ、レッドアップル シティロースト:クッキー、リンゴジャム |
国 | タイ |
エリア | チェンライ ドイパンコン |
標高 | 1250m-1500m |
品種 | カツアイ、ティピカ、チェンマイ |
精製方法 | ブラックハニー |
農園名 | ─ |
生産者 | ドイパンコンのマイクロロット |
タイのコーヒー産地と言えば「ドイチャン」が有名です。
品質が高く、世界中に多くのファンがいます。
しかし、近年では、近隣地区の農園もドイチャンの名前を使うようになってしまい、品質のばらつきが見られるようになってしまいました。
そんな時に、名乗りを上げたのが5人の若い兄弟です。
ブランドが出来上がっている「ドイチャン」ではなく、「ドイパンコン」という産地名を使い、新しいブランド産地の形成に取り組んでいます。
彼らが作るコーヒー豆は「ブラックハニー」という精製方法を採用しています。
水を使わずにパルピングをし、ミューシレージをあえて多めに残して乾燥させる方法です。
ナチュラルに近いハニー精製になるため「レッドアップル」のような爽やかな酸味と、ハニーらしい「クッキー」のような優しい甘さを感じることができます。
無名産地から、品質基準の厳しいスペシャルコーヒー市場に挑戦するマイクロロットにご注目ください!
他にもタンザニアやコロンビアなど、フルーティなコーヒー豆をそろえています。
詳しくはこちらをご覧ください。
まとめ:どうすれば『楽しく飲み続ける』ことができるのかを考える!
苦みを避けるのは本能なので、コーヒーが飲めなくても仕方ありません。
別に無理して飲めるようにならなくてもいいじゃん
まさにこの言葉どおりなのですが、ここまで読んでくださったあなたは、どうしてもコーヒーが飲めるようになりたいはずです。
そんなあなたへ
コーヒーの味だけでなく、空間や経験そのものを楽しんでください。
- いいコーヒー豆を買ってきて自分で挽く
- コーヒー器具や部屋のインテリアにこだわって、使っているのが楽しくなるようにする
- 好きな音楽・ゲーム・動画でリラックスしながらコーヒーを楽しむ
これら3つのポイントは、コーヒー時間を楽しむためにとても有効です。
ぜひ参考にして、コーヒーが飲めるようになってください!
そして、、、
友達に「ブラック飲めるよ」と、サラって言える。
スタバで「ドリップコーヒーで」と、フラペチーノ以外を頼める。
そんな、かっこいい大人になってください!
できるだけ安くコーヒーの器具を揃えたい人はこちらの記事が参考になります
≫【総額3000円】初めて自宅でコーヒー豆を挽き始める人におすすめのコーヒー器具セット