フルーツのような酸味よりも
コーヒーらしい苦味、
ビターチョコレートのような苦みの方が好き!
このような方は多いのではないでしょうか。
コーヒーらしい苦味、ビターチョコレートのような苦みのコーヒー豆を紹介します!
ぜひ、お好みのコーヒー豆をお探しください!
コーヒーに含まれる苦み成分を深掘り
コーヒーって『カフェイン』があるから苦いんでしょ?
このように思っている人が多いのではないでしょうか。
私もコーヒーについて勉強するまでは「カフェインがあるから苦い」のだと思っていました。
しかし詳しく調べてみると、コーヒーの苦みの主役はカフェインではありません。
もちろんカフェインも苦み成分の一種なのですが、主役になるのは『クロロゲン酸ラクトン類』と『ビニルカテコール・オリゴマー』になります。
- カフェインの10倍の苦み
- コーヒーらしい味をもたらす
- 生豆では存在せず、焙煎によって発生する
- 中煎りをピークに減少
- カフェインの10倍の苦み
- エスプレッソのような苦み(渋みを伴う苦み)
- 生豆では存在せず、焙煎によって発生する
- クロロゲン酸ラクトン類と入れ替わるように、中煎り過ぎから急激に増加する
- 水に溶けやすい
- 後に引かないすっきりとした苦み
- コーヒーの苦み成分の1~3割程度を担う
- 焙煎してもカフェインの量は変化なし
わかりやすいように図で表すと次のようになります。
浅煎り | ・酸味の方が強め ・カフェインの苦みは感じる ・カフェインは後に引かないスッキリとした苦み |
中煎り | ・コーヒーらしい苦み ・舌触りがトロトロし始める ・甘味が強い |
深煎り | ・コーヒーらしい苦みがより増す ・渋みが出始める ・甘味が消えて苦みだけになる |
苦みが好きな人におすすめのコーヒー豆の選び方|焙煎度・産地・精製方法による違い
焙煎度により苦味の種類が変わることは前章でお話しました。
それ以外にも『産地』や『精製方法』によってコーヒーの味は異なります。
コーヒー豆を選ぶ際に注目すべきポイントを重要度順に紹介します。
最初に見るポイント:焙煎度
味への影響が一番大きいのが焙煎度です。
焙煎度で決めた味が大枠になるので、一番最初に見ておく必要があります。
浅煎りにすれば酸味が強く、深煎りにすれば苦みが強くなります。
理由は、前章で紹介したクロロゲン酸ラクトン類とビニルカテコール・オリゴマーの増減があるからです。
コーヒーらしい苦みが楽しみたかったら『シティロースト』か『フルシティロースト』、強い苦みが楽しみたかったら『フレンチロースト』がおすすめです。
次に見るポイント:産地
産地により生育環境は大きく変わります。
それにより、苦みは苦みでも、チョコレートやナッツのような風味から、酸味と調和したマイルドな風味まで、様々な違いが生まれます。
自分に合った特徴の生産国を選ぶことが重要です。
エリア | 味わい |
---|---|
南米エリア | 穏やかで丸みのある酸味と甘み 酸味重視:コロンビア バランス重視:ブラジル |
中米エリア | 軽やかでさわやかな酸味とフルーティー感柑橘系のさわやかな酸味 |
東南アジアエリア | スパイスを思わせる独特な風味と酸味 コクやボディを強く感じる |
東アフリカエリア | 酸味に特徴があり、ボディは軽やか ケニア:キレのある酸味、柑橘系やベリー系の香り エチオピア:花のようなエレガントな香りとフルーティーさ |
ブラジルや東南アジアのコーヒー豆がバランスの取れた苦みを持っているのでおすすめです。
今回はエリアごとに味のおおまかな味の特徴を解説しました。
産地ごとの細かい味の違いが知りたい方は『【35ヶ国まとめ】コーヒー豆の味を産地別にまとめてみた』をご覧ください。
最後に見るポイント:精製方法
最後は『精製方法』に注目します。
精製とは、コーヒーの木の実の状態から豆の状態にする作業のことを言います。
『焙煎度』や『産地』と比べると味への影響はわかりにくいかもしれませんが、慣れてくるとすこしずつわかってきます。
精製方法 | 味わい |
---|---|
ナチュラル | ・酸味がやらわかく、渋みがない ・コクを楽しめる |
ウォッシュド | ・不純物や欠点豆が少なくクリーン ・粒がそろっている ・きれいな酸が楽しめる ・フローラル、フルーティな香り |
パルプトナチュラル | ほどよいコクとほのかな酸味 ※果肉をとるほどナチュラルにより、果肉を残すほどウォッシュドによる |
スマトラ式 | ・ハーブのような香味 ・アーシーと呼ばれるスマトラ式特有の味わい(癖になる人が多いです) |
飲んでみたい味わいに合わせて精製方法を選ぶといいと思います!
どのような手順で精製しているのか、詳しい説明が見たい方はこちらの記事を参考にしてください。
≫コーヒーの精製方法の詳しい解説を見てみる
【強い苦みからほろ苦まで】苦み好きにおすすめのコーヒー豆3選
Coffee fam.では、苦みが特徴の深煎りコーヒーがとても人気です。
酸味が苦手な方にはぜひお試しいただきたいこだわりのコーヒーになります。
【ブラジル】ほろ苦いチョコレートのような余韻が感じられるコーヒー豆
【インドネシア】ストロングな苦みとハーブのような香り
【エチオピア】深煎りとは思えない華やかな香りを。
【カフェインが苦手な方】苦みのあるデカフェコーヒー2選
Coffee fam.は「夜の小さな非日常」という世界観を大切にしており、カフェインが苦手な方でも楽しめるよう『デカフェ』を用意しております。
デカフェとは、カフェインを90%以上除去したもので、妊娠中の方やカフェインを飲むと眠れない方におすすめです。
【メキシコ】甘いキャラメル・黒糖のようなフレーバー
【コスタリカ】口の中に残る甘く香ばしい余韻
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。
苦みが好きな人には、
- 中深煎り~深煎り
- ブラジルやインドネシアなど
これらの条件を満たしたコーヒー豆がおすすめです。
Coffee fam.では苦みが強いコーヒー豆を揃えているので、自分に合ったものを探してみてください!
\他の味わいのコーヒー豆はこちら/