フルーツのような酸味よりも
コーヒーらしい苦味、
ビターチョコレートのような苦みの方が好き!
このような方は多いのではないでしょうか。
コーヒーらしい苦味、ビターチョコレートのような苦みのコーヒー豆を紹介します!
ぜひ、お好みのコーヒー豆をお探しください!
コーヒーの味を決める5大要素とは?
コーヒーの味について深掘りしていきます。
より深く知識を付けたい方はぜひご覧ください。
コーヒーの味は、5つの要素で決まります。
- 苦み
- 酸味
- コク
- アロマ
- フレーバー
※コクやアロマ、フレーバーなどの用語がわからない場合はこちらの記事をご覧ください!
くわしく解説しています。
≫コーヒーの味を決める要素について勉強してみる
今回紹介する苦みの強いコーヒー豆は『苦み』『コク』『アロマ』『フレーバー』が強いことが特徴になります。
コーヒーに含まれる苦み成分を深掘り
コーヒーって『カフェイン』があるから苦いんでしょ?
このように思っている人が多いのではないでしょうか。
私もコーヒーについて勉強するまでは「カフェインがあるから苦い」のだと思っていました。
しかし詳しく調べてみると、コーヒーの苦みの主役はカフェインではありません。
もちろんカフェインも苦み成分の一種なのですが、主役になるのは『クロロゲン酸ラクトン類』と『ビニルカテコール・オリゴマー』になります。
- カフェインの10倍の苦み
- コーヒーらしい味をもたらす
- 生豆では存在せず、焙煎によって発生する
- 中煎りをピークに減少
- カフェインの10倍の苦み
- エスプレッソのような苦み(渋みを伴う苦み)
- 生豆では存在せず、焙煎によって発生する
- クロロゲン酸ラクトン類と入れ替わるように、中煎り過ぎから急激に増加する
- 水に溶けやすい
- 後に引かないすっきりとした苦み
- コーヒーの苦み成分の1~3割程度を担う
- 焙煎してもカフェインの量は変化なし
わかりやすいように図で表すと次のようになります。
浅煎り | ・酸味の方が強め ・カフェインの苦みは感じる ・カフェインは後に引かないスッキリとした苦み |
中煎り | ・コーヒーらしい苦み ・舌触りがトロトロし始める ・甘味が強い |
深煎り | ・コーヒーらしい苦みがより増す ・渋みが出始める ・甘味が消えて苦みだけになる |
苦みが好きな人におすすめのコーヒー豆の選び方|焙煎度・産地・精製方法による違い
焙煎度により苦味の種類が変わることは前章でお話しました。
それ以外にも『産地』や『精製方法』によってコーヒーの味は異なります。
コーヒー豆を選ぶ際に注目すべきポイントを重要度順に紹介します。
最初に見るポイント:焙煎度
味への影響が一番大きいのが焙煎度です。
焙煎度で決めた味が大枠になるので、一番最初に見ておく必要があります。
浅煎りにすれば酸味が強く、深煎りにすれば苦みが強くなります。
理由は、前章で紹介したクロロゲン酸ラクトン類とビニルカテコール・オリゴマーの増減があるからです。
コーヒーらしい苦みが楽しみたかったら『シティロースト』か『フルシティロースト』、強い苦みが楽しみたかったら『フレンチロースト』がおすすめです。
次に見るポイント:産地
産地により生育環境は大きく変わります。
それにより、苦みは苦みでも、チョコレートやナッツのような風味から、酸味と調和したマイルドな風味まで、様々な違いが生まれます。
自分に合った特徴の生産国を選ぶことが重要です。
南米エリア | 穏やかで丸みのある酸味と甘み 酸味重視:コロンビア バランス重視:ブラジル |
中米エリア | 軽やかでさわやかな酸味とフルーティー感柑橘系のさわやかな酸味 |
アジアエリア | スパイスを思わせる独特な風味と酸味 コクやボディを強く感じる |
アフリカエリア | 酸味に特徴があり、ボディは軽やか ケニア:キレのある酸味、柑橘系やベリー系の香り エチオピア:花のようなエレガントな香りとフルーティーさ |
ブラジルや東南アジアのコーヒー豆がバランスの取れた苦みを持っているのでおすすめです。
今回はエリアごとに味のおおまかな味の特徴を解説しました。
産地ごとの細かい味の違いが知りたい方は『【35ヶ国まとめ】コーヒー豆の味を産地別にまとめてみた』をご覧ください。
最後に見るポイント:精製方法
最後は『精製方法』に注目します。
精製とは、コーヒーの木の実の状態から豆の状態にする作業のことを言います。
『焙煎度』や『産地』と比べると味への影響はわかりにくいかもしれませんが、慣れてくるとすこしずつわかってきます。
精製方法 | 味わい |
---|---|
ナチュラル | 甘みのあるフルーティな風味 |
ウォッシュト | クリアで癖のない味わい |
パルプトナチュラル | ナチュラルとウォッシュトの中間 |
スマトラ式 | ハーブを思わせる独特な風味 |
飲んでみたい味わいに合わせて精製方法を選ぶといいと思います!
どのような手順で精製しているのか、詳しい説明が見たい方はこちらの記事を参考にしてください。
≫コーヒーの精製方法の詳しい解説を見てみる
苦いコーヒーが好きな人におすすめのコーヒー豆2選
苦み好きの人におすすめのコーヒー豆を5つ紹介します。
様々な産地のものを選びましたので、自分に合った特徴のものを選んでみてください!
インドネシア】ハーブのような香りとコクのある苦み
項目 | 詳細 |
---|---|
フレーバー | アーシー、ハーブ、ビターチョコレート |
焙煎度 | フレンチロースト |
国 | インドネシア |
エリア | 北スマトラ州 リントンエリア ドロッサングール |
標高 | 1400-1500m |
品種 | S-LINI、ティピカ、ジュンベリ |
精製方法 | スマトラ式 |
農園名 | ムンテ・ドライミル |
生産者 | 約130農家より(コレクター:チャールズ・ムンテ) |
「Herb & Strong-bitterness ≫ Indonesia」は、インドネシア北スマトラ州で丁寧に生産された豆を使用しています。
この豆は、生産量が少ない”マンデリン”と呼ばれるもので、酸味が少なくコクのある強い苦みが特徴です。
また、ただ苦いだけではなく”ハーブ”などの香味が感じられるので、特別な日に飲むコーヒーとしておすすめになります。
【ブラジル】ほろ苦いチョコレートのような余韻が感じられるコーヒー豆
項目 | 詳細 |
---|---|
フレーバー | ダークチョコレート、ナッツ、アーモンド |
焙煎度 | フルシティロースト |
国 | ブラジル |
エリア | 南ミナス モジアナ セラード |
標高 | 700m-1100m |
品種 | カツアイ、ムンドノーボ |
精製方法 | ナチュラル |
農園名 | 南ミナス、セラード、モジアナの各農園 |
生産者 | 南ミナス、セラード、モジアナの各農園生産者 |
今回紹介する「Bitter-Chocolate » Brazil」は、最近のフルーティな味わいではなく、ナッツとチョコ感にこだわった甘くて香ばしいコーヒー豆です。
コーヒーらしい昔ながらの味わいに、こころがやすらぎます。
特徴
何度も実験を重ね見つけた、甘みと苦味のバランスがいい私の大好きな焙煎度です。チョコやナッツのフレーバーが感じられます。昔ながらの落ち着くブラジルコーヒーをぜひお楽しみください!
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。
苦みが好きな人には、
- 中深煎り~深煎り
- ブラジルやインドネシアなど
これらの条件を満たしたコーヒー豆がおすすめです。
Coffee fam.では苦みが強いコーヒー豆を揃えているので、自分に合ったものを探してみてください!
\他の味わいのコーヒー豆はこちら/