みなさんは炎が上がるコーヒーを知っていますか?
カフェ・ロワイヤルというコーヒーカクテルで、ブランデーを使ったアレンジコーヒーになります。
派手な見た目とは裏腹に、味わいは果実由来の甘みや香りを感じる繊細な味わいです。
- カフェ・ロワイヤルとは?
- カフェ・ロワイヤルの味わい
- カフェ・ロワイヤルのおすすめレシピ
- その他ブランデーを使ったアレンジコーヒーカクテル2選
というトピックでカフェ・ロワイヤルについてご紹介していきます。
おいしいアレンジコーヒーをお探しの方は、ぜひ最後までご覧ください。
カフェ・ロワイヤルとは?
カフェ・ロワイヤルを一言で言うと「燃えるコーヒー」です。
ざっくりと淹れ方をいうと、ブランデーを染み込ませた角砂糖に火をつけ、アルコールを飛ばしながら砂糖を溶かし入れるという淹れ方になります。
角砂糖から上がる青白い炎の演出を楽しんだ後に、ブランデーの香りとコーヒーの味わいの組み合わせを嗜むというなんとも優雅な飲み物です。
バーやカフェなどで楽しむのはもちろん、作り方自体はシンプルなので家でのコーヒータイムを特別な物にしたいときにもとても面白いと思います。
カフェ・ロワイヤルの発祥地と歴史
カフェ・ロワイヤルはフランス発祥の飲み物です。
名前を日本語に訳すと「王室のコーヒー」となります。
王族や一部の権力者などにしか手の届かない高級品であるブランデーを贅沢に使用していたことが名前の由来です。
そんなカフェ・ロワイヤルですがフランス革命が起きた18世紀後半頃に生まれたとされていますが、革命の立役者であるナポレオンが愛飲していた事で有名になったと言われています。
カフェ・ロワイヤルの味わい
ブランデーの甘い香りとコーヒーの持つ苦みや酸味がお互いに引き立て合い、複雑な味わいを楽しむことができます。
ミルクを入れてカフェオレ風にすることで、ミルクベースのカクテルのような違った風味も楽しむことができます。
ブランデーというとアルコール度数が高いため、特にお酒に強くない方の中には馴染みがなくてなんとなく飲んでないという方もいるかもしれません。
ただ、麦などを原料としているウイスキーとは違い、ブランデーはブドウやリンゴといった果実を原料としているお酒なので、果実由来の甘みや香りを感じることができます。
カフェ・ロワイヤルでは火をつけてアルコールをほとんど飛ばせるので、アルコールが苦手な方も楽しむことができます。
カフェ・ロワイヤルの材料は?
カフェ・ロワイヤルに必要な材料は以下の3点です。
- ブラックコーヒー
- 角砂糖
- ブランデー
コーヒーに関してはブラックであればなんでもいいと思いますが、理想としては豆から選んで自分でドリップしたものを使うのが一番良いと思います。
やはり、挽きたてのスペシャルティコーヒーが一番、香り高く、味わいはクリーンでおいしいですからね!
使う材料は以上ですが、カフェロイヤルには専用の「ロワイヤルスプーン」というスプーンがあります。
このスプーンの上にブランデーを染み込ませた角砂糖をおいて炎を付けることで、まるでコーヒーが燃えているかのような幻想的な世界観を演出できるのです。
このスプーンは先がかぎ状になっているためカップの上にひっかけて置くことができます。
普通のスプーンではカップの上に置くことが難しいため、ロワイヤルスプーンは専用に買うといいでしょう。
カフェ・ロワイヤルにおすすめのコーヒー豆の焙煎度
カフェ・ロワイヤルに合わせやすいのは、中深煎り(シティローストあたり)の、苦くもなく酸っぱくもないコーヒー豆です。
豆の個性は強すぎない方がおいしくできました。
おそらく、ブランデーの香りや甘みを楽しむために、コーヒーの個性は抑えめの方がバランスよく仕上がるのだと思います。
少し味の違いを出したかったら、豆の産地や精製方法によって工夫してみると面白いかもしれません。
カフェ・ロワイヤルにおすすめのブランデー
ブランデーにもいろいろな種類がありますが、カフェ・ロワイヤルの生まれたフランスで生産されている「コニャック」という種類のブランデーを使うのがおすすめになります。
コニャックとは、フランスのボルドー地方北部にあるコニャック地方で造られ、厳しい規定をクリアしたものです。
コニャックの中でもおすすめなものを2つ挙げてみます。
①クルボアジェ VSOP
クルボアジェはコニャックの中でも有名な銘柄で、ナポレオンが愛飲していたとも言われています。
カフェ・ロワイヤルを有名にしたナポレオンですが、まさにこのブランデーで作ったカフェ・ロワイヤルをたしなんでいたのかもしれませんね。
味わいとしても、ほのかな蜂蜜感と共にシナモン、クローヴといった独特のスパイス感があります。
スッキリとした口当たりでクセも少ないので、ブランデーに馴染みがない初心者の方でもおススメしやすい銘柄です。
この上のクラスにクルボアジェ OPというものがありますが、こちらになると濃厚なバニラ感のようなコクがでてきます。
値段が12,000円ほどになるのでストレートで飲むのがおすすめですが、1回だけカフェ・ロワイヤルに使って残りはストレートで飲むのならありかもしれません。
②ヘネシー VS
こちらも有名なコニャックの銘柄の一つです。
かなり多くの店舗で販売されているので、見たことがあるというかたが多いかもしれません。
原料であるブドウ由来の甘さや香りがコーヒーとの相性が良くバランスの良い味わいになります。
小さいサイズのものもあり、その分安く手に入ります。
とにかくカフェ・ロワイヤルを試してみたいという方はヘネシーの小さいものから始めるといいかもしれません。
また、クルボアジェと同じくヘネシーにも上位モデルがあります。
ヘネシー VSOP、OPです。
上位モデルに行けば行くほど、香りが強く、果実感が強くなります。
お酒が好きな方はストレート用に購入して、一回はカフェロワイヤルに使うといろいろな楽しみ方ができておすすめです!
カフェ・ロワイヤルのおすすめレシピ、作り方を紹介
カフェロワイヤルのレシピ
- ブラックコーヒー 120ml
- 角砂糖 1つ
- ブランデー 20ml程度
- ロワイヤルスプーン
作り方
カフェ・ロワイヤルを作る際の注意点
カフェロワイヤルを作る際の注意点は以下の4つです。
- 食器をよく温める
- ブランデーを温める
- 部屋を薄暗くする
- 飲んだ後に運転はしない
注意点①:食器をよく温める
ブランデーに火をつけるために食器の温度が重要になります。
特にロワイヤルスプーンの温度は重要で、事前に湯煎したり火にくぐらせるなどして温めておかないと中々火がついてくれないので注意しましょう。
注意点②:ブランデーを温める
ブランデーが冷たいと着火しない原因になるそうです。
事前に湯煎しておくなどして、少し温めておくといいでしょう。
ただ、私がやったときは湯銭なしでも火がつきましたので、一度やってみてダメだったら湯銭をしてみてください。
注意点③:部屋を薄暗くする
炎が見えてきれだから!
というだけでなく、部屋が明るいと炎がついてもあまり見えません。
部屋の明かりを薄暗くしておいて、青い炎が見えやすいようにしておくと安全です!
注意点④:飲んだ後に運転はしない
火をつけてアルコール分を飛ばすとはいえ、アルコールが完全に飛ぶわけではありません。
飲酒運転になってしまいますので、車の運転の前に飲むのは避けましょう。
その他ブランデーを使ったアレンジコーヒーカクテル2選
ブランデーを使ったアレンジカクテルは他にもあるので、カフェロワイヤルで余ったブランデーを使って試してみてください。
アレンジ①:リューデスハイマー・カフェ
カフェ・ロワイヤルとも似ているブランデーを使ったアレンジコーヒーです。
- 空のコーヒーカップに角砂糖とブランデーをいれて、ライターで点火します。
- カフェ・ロワイヤル同様、青い炎で角砂糖が溶けるのを楽しんだ後に上からコーヒーを注ぎます。
- さらに仕上げに上から生クリームとココアパウダーなどをトッピングして完成です。
スイーツ感覚でアレンジコーヒーを楽しみたいときにピッタリです。
アレンジ②:カフェアレキサンダー
- ブランデーとカカオリキュールをカップに入れてしっかり混ぜた後にコーヒーを注ぎます。
- 上から生クリームやチョコチップをトッピングするスイーツ感覚のカクテルです。
アルコール度数が40度近くなるので、アレンジコーヒーではありますがお酒として楽しみたいときにピッタリです。
またアイスコーヒーを使ってもおいしいのでぜひ試してみてください。
まとめ
今回はブランデーを使ったアレンジコーヒーのカフェ・ロワイヤルについて解説しました。
味わいだけでなく見た目でも楽しむことができるアレンジコーヒーなので、普段コーヒーにあまり馴染みがない方でも楽しみやすいと思います。この記事をきっかけに新しいコーヒーの楽しみ方を知るきっかけになると嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。