2000年ごろから『生きづらい』という言葉が世間に広がり始め、今では多くの人が生きづらさを感じています。
月曜日の朝6時、何度もなるアラームを止めて、イヤイヤ準備を始める。
こんなに早起きをしても、あとに待っているのは胸がつまりそうになる仕事の時間。
いつも一緒にいる友達グループ。
みんな表では優しいけど、裏では嫌っているんじゃないかと不安。
SNSが広まり他の人の恋愛や趣味の様子が見れるようになった。
でも、そういった様子を見れる半面、自分と比べてみじめに思ってしまう。
仕事に、家庭に、遊びに。
今の社会は、生きづらさであふれています。
ひとりでゆっくりとした癒し時間を過ごすための方法を紹介します。
ひとりでの癒し時間は、絶対に自分を裏切りませんし、急になくなったりしません。
どんなときでも心の支えになってくれます。
生きづらさを感じている人が多い今だからこそおすすめなのでぜひ参考にしてください。
もちろん、すべての人に効果のある方法ではありませんが、少しでも生きづらさをいだいている人の助けになれば嬉しいです。
生きづらさの正体・原因とは
『生きづらさ』に精通する青少年問題調査研究会の調べによると、『生きづらさ』とは次のような状態のことをいいます。
社会の中に自分の居場所がみつからず,将来への展望が描けない疎外された孤立状態
第1回青少年問題調査研究会
この定義を参考に考えてみた結果、『生きづらさ』には4つの原因あると思いました。
- 理不尽な環境
- 日本人の性格
- 努力すればどうにかなるという考え
- 将来への希望がない孤立状態
人を変えるためには?
というと、まず最初に上がってくるのは環境を変えることです。
日本に生まれた子供は日本語しか話せないように、人は環境の影響を最も強く受けます。
そんな環境の影響を受ける私たちですが、現代の環境はというと、かなり理不尽で個人ではどうしようもないものが多いです。
組織が崩壊して仕組みが成り立っていないのに、しわ寄せにあった個人がミスの責任を負っています。
しかしどれだけ理不尽な環境だろうと日本人の多くは「努力が足りない私のせいだと」自分を責めてしまうことが多いです。
ここで運命の別れ道があります。
『生きづらさ』の正しい原因を知って、他人に左右されない楽しい人生を送るか
『生きづらさ』の原因を知らず、ただ自分を責めるだけのつらい人生を送るか
楽しい人生が送りたい人はこちらの記事で生きづらさの原因について詳しく解説しているので、参考にしてください。
コーヒーという癒しの時間
私自身、『生きづらさ』が原因で嘔吐や頭痛などで悩んでいました。
いわゆる鬱病と言われる状態です。
そんな状態でしたが、生きづらさの原因に気づき、『コーヒー』という癒しの時間を作ることで、驚くほど心が軽くなりました。
生きづらさの原因を知ると、それをどうにかしようと努力してしまいます。
それは非常に大切なことですが、人の心は非常に弱いものです・・・
常に頑張り続けるなんてできるわけがありません。
そんなときは、自分を癒してくれる時間を持つことが、とても大切です。
なぜなら、むずかしいことは何も考えず、落ち着いた時間を過ごせることに幸せを感じることができるからです。
私の場合はコーヒーでした。
ゴリゴリと心地よい音でコーヒー豆を挽き、それを自分の手で淹れる。
すると、もくもくと香ばしい香りをした水蒸気が私の顔を襲ってくるのです。
ただぼーっとコーヒーを飲むのもいいですし、映画を見ながらコーヒーを飲むのも、自然の中を散歩しながらコーヒーを飲むのもいいです。
すべての時間が特別になるんです。
癒しの時間は何でも構いませんが、私としてはコーヒーが一番おすすめです。
私以外の人もコーヒーを飲んで癒されているのだろうか?
私はコーヒーを飲むことで癒しの時間を作っています。
仕事から帰ったときや散歩をするとき、朝早く起きたときなんかに飲むのですが、すべてリラックスすることが目的です。
「ゆっくりしたいなあ」と思うときは、いつも淹れています。
しかし、こういう用途で飲んでいると、
- 他の人はどういう場面で飲んでいるのか
- どのくらいの頻度で飲んでいるのか
- コーヒーを飲んで癒されているのか
がすごく気になる・・・
そこで少し調べてみると、このようなアンケート結果を見つけました。
10人中7人が毎日コーヒーを飲んでいる結果に。
想像以上に皆さん飲んでいらっしゃる・・・
- 一息つきたいときやのどが渇いたとき、疲れたときなどに飲んでいます
- お菓子とともにカフェオレにして飲むのが好きです
- コーヒーを飲む時は必ずタバコをふかしながら、ゆっくりしています
コーヒーを飲む場面や回答者の声から、コーヒーを飲む理由が『癒し』のためだとわかりました。
回答者の声にある「お菓子を食べながらコーヒーを飲む」というのは確かに最高です!
10人中7人がコーヒーを毎日飲んでおり、その目的は『癒し』のため。
なぜコーヒーを飲むと落ち着くのか?
私や他の多くの方々も、コーヒーを飲むことでリラックスしています。
いったいなぜ、リラックスできるのか?
いくつか参考になる論文を見つけたので紹介します。
コーヒーの香りがストレス軽減につながる
ストレスによる脳内物質レベルの発現変化は、コーヒーアロマにより抑制される
東邦大学 増尾好則氏の研究
コーヒーは女性の鬱のリスクを減少させる
米国Harvard T.H. Chan School of Public Health(ハーバード大学公衆衛生THチャン・スクール)栄養学部 Michel Lucas博士のグループは、「1日に、4杯もしくはそれ以上、カフェイン有りのコーヒーを飲む女性の方が、飲まない女性より、鬱病にかかるリスクが20%も低くなる」と発表。
「少なくとも、以前、男性においては、前向き研究(健康な人の生活習慣などを調査してその後の疾病等を研究)で、世界で最も人気の高い中枢神経系刺激薬として、鬱病のリスクとコーヒーの関連を示していた」
研究者達は、米国Nurses’ Health Study(看護師の健康調査)に参加した平均年齢63歳の女性50,739名(1996年の健康調査スタート時に、鬱病ではない)を2006年6月まで調査。(訳:tori3tori3)
Harvard T.H. Chan School of Public Health News 26 September 2011
カフェイン摂取でポジティブになる
ドイツRuhr University Bochum(ルール大学ボーフム)心理学部Lars Kuchinke准教授のグループは、「カフェイン(精神活性物質)の摂取で、ドーパミン(神経伝達物質)が増加し、脳がポジティブな言語を、素早く理解するようになる」と発表。
研究者達は、平均年齢24.3歳の健康な男女66人を無作為に2つのグループ(コーヒー2、3杯分に相当する200mgの錠剤を摂取するグープとプラセボ=乳糖摂取のグループ)に分けて、右視野で見た文字の反応を調べた。(言語の理解は、右視野と左脳で行われる)
PLOS ONE 7 November 2012
「特に興味深いのは、カフェイン摂取の参加者が、ネガテイブ&差し障りのない言葉より、ポジティブな言葉の処理能力が高かったことだ」と言い添えている。(訳:tori3tori3)
コーヒーを飲むことで、
- ストレス軽減
- 鬱リスク減少
- ポジティブ思考
といった効果が得られる。