「コーヒーはいつもブラック派」という人でも、たまには、
疲れた体を甘いもので癒したい!
いつもと違うコーヒーを飲みたい!
そんな気分のときがあるのではないでしょうか?
私も生粋のブラック派ですが、たまに、スタバのフラペチーノのような甘い飲み物を味わいたくなります。
今回ご紹介するドリンクは、季節柄や気分によって定期的に飲みたくなってしまうそんな「ハマるコーヒー」です!
定番のものからマニアックなドリンクまで、レシピ付きでご紹介していきますので、ぜひ気になるものがあればお家で実践してみてください。
使用するコーヒーは「エスプレッソ」ですが、「濃く抽出したコーヒー」や、コーヒースタンド等で入手できる「カフェオレベース」という商品でも代用可能なので、ご自宅にエスプレッソマシンが無い方でもご安心ください!
エスプレッソアレンジ①:カフェモカ/ホワイトモカ
特徴 | カフェモカ:チョコレート入りのカフェラテ ホワイトモカ:ホワイトチョコレート入りのカフェラテ |
味 | カフェモカ:ほろ苦い甘さのココア ホワイトモカ:ミルキーで濃厚な甘さ |
アレンジ | ホイップクリームやフォームミルクをのせるのもおすすめ |
カフェモカは、チョコレート入りのカフェラテのようなイメージのドリンクで、ホワイトモカは、ホワイトチョコレート入りのカフェラテのようなイメージのドリンクです。
ホットですと、上にホイップクリームをのせたり、フワフワのフォームミルクを乗せたアレンジができます。
味は、カフェモカは「ココア」に似ています。
そこにエスプレッソが加わっているので、ほろ苦い甘さのチョコレートドリンクとして楽しめます。
ホワイトモカは、とってもミルキーで甘く濃厚です。特に寒い日にはおススメですよ。
材料 | 分量 |
---|---|
エスプレッソ | 30cc |
牛乳 | 150~200mi |
チョコレートソース/ホワイトチョコレートソース | 15~20g |
ホイップやトッピングのパウダー・ソース | お好み量 |
※チョコレートソースが無い場合の代用
材料 | 分量 |
---|---|
ミルクチョコレート/ホワイトチョコレート | 10~15g |
砂糖 | 大さじ1/2杯 |
<ホットの作り方>
ない場合は割った板チョコ+砂糖
板チョコの場合、スチームドミルクを先に少量だけ加え、チョコをよく溶かしてから残りすべてを加える
※蒸気で温められたミルク
泡になっている部分:フォームドミルク
液体の部分:スチームドミルク
フォームドミルクではなく、ホイップクリームでもおいしい!
<アイスの作り方>
ない場合は割った板チョコ+砂糖
エスプレッソアレンジ②:エスプレッソトニック
特徴 | トニックウォーター(炭酸水)+エスプレッソのアイスドリンク |
味 | トニックウォーター:元々柑橘の爽やかなフレーバーの炭酸水 + 浅煎りのエスプレッソ:さらにフルーティな味わい 深煎りのエスプレッソ:黒ビールのような味わい |
アレンジ | ハーブやフルーツを浮かべるのもおすすめ |
エスプレッソトニックは、トニックウォーター(炭酸水)にエスプレッソを入れたアイスドリンクです。
爽やかな味わいとフォルムが、まさに夏にぴったりのドリンクになります。
もともと、トニックウォーターは柑橘の爽やかなフレーバーの炭酸水です。
そこに浅煎りのエスプレッソを加わえることで、さらに「フルーティな味わい」になりますし、深煎りのエスプレッソを加えると「黒ビールのような味わい」にもなります。
お好みでハーブやフルーツを浮かべると、より美味しく華やかになります。
材料 | 分量 |
---|---|
エスプレッソ(浅煎りor深煎り) | 30cc |
トニックウォーター | 100~150cc前後 |
ライム・オレンジなど(他、柑橘フルーツ全般) | 輪切りスライス1枚 |
氷 | 適量 |
お好みのハーブ(ローズマリーなど) | 1~2枚 |
<作り方>
一気に注ぐと炭酸が泡立ってあふれてしまいます。
また、エスプレッソとトニックウォーターの層が崩れてしまいます。
スプーンなどにつたわせるようにして入れるのがおすすめです。
エスプレッソアレンジ③:オレンジ×エスプレッソ
特徴 | オレンジジュースに浅煎りエスプレッソを加えたアイスドリンク |
味 | エスプレッソトニックよりもフルーティ 浅煎りのエスプレッソが加わることで酸味が際立ちほのかにコーヒー感が楽しめる |
アレンジ | トニックウォーターや無糖の炭酸水でしゅわしゅわに |
オレンジ×エスプレッソと聞くと、「コーヒーにオレンジ!?」と思いますよね。
意外に思われますが、実はかなり相性のいい組み合わせです。
まだメジャーではないので、名前らしい名前はありませんが、読んで字のごとく、エスプレッソ入りのオレンジジュースです。
オレンジジュースだけだと飲みにくい場合は、トニックウォーターや無糖の炭酸水で割ったりするなど、アレンジもできます。
味は、ベースがオレンジジュースなので、エスプレッソトニックよりもフルーティで、そこに浅煎りのエスプレッソが加わることで酸味が際立ち、ほのかにコーヒー感が楽しめます。
炭酸水を加えると、オレンジジュースの果実感がライトになりさっぱりと飲みやすくなります!
材料 | 分量 |
---|---|
エスプレッソ(浅煎り) | 30cc |
オレンジジュース | 200㏄前後 |
氷 | 適量 |
炭酸水orトニックウォーター | 適量 |
※炭酸水などを加える場合は、その分オレンジジュースを減らしてください
<作り方>
炭酸水を入れる場合は、このタイミングで一緒に入れます
炭酸水入りの場合は、注いだらよく混ぜる
無糖炭酸水の場合は、ガムシロもお好みで加える
スプーンなどにつたわせるようにして入れる
④ダーティチャイ
特徴 | マサラチャイ×エスプレッソ オーストラリアで定番のアレンジドリンク |
味 | チャイのスパイス感がエスプレッソによって増して感じられる |
ダーティチャイは、スパイスから煮出して作ったマサラチャイにエスプレッソを加えたドリンクです。
ダーティという名前だけ聞くと少し不安になるかもしれませんが、「クリーム色」のチャイにエスプレッソを加えることで、「色が濃く、茶褐色ぎみ」になる様子からきています。
諸説ありますが、欧米発祥のドリンクで、オーストラリアでは大定番のドリンクです!
味は、エスプレッソと合わさることで、チャイのスパイス感がより際立った味わいになります。
スパイス好きにはたまらない味わいです。
<ダーティチャイの材料>
材料 | 分量 |
---|---|
エスプレッソ シングルショット | 30cc |
チャイティーラテ | 1杯分 |
<マサラチャイの材料>
材料 | 分量 |
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マサラスパイス | 小さじ1/3 |
茶葉(アッサムなど) | 2~4g |
水 | 50cc |
牛乳 | 200cc |
砂糖orハチミツ | お好み量 |
<マサラスパイスの材料>
材料 | 分量 |
---|---|
シナモンパウダー | 大さじ1 |
ジンジャーパウダー | 大さじ1 |
クローブパウダー | 小さじ2 |
カルダモンパウダー | 小さじ2 |
<作り方>
沸騰後にスパイスを入れる
約1分弱火で煮だす
沸騰しないように気を付けながら
上記レシピだと家庭でも十分にできると思います。
ただ、より本格的にするなら、
- ホールスパイス(パウダーではないもの)を使用
- プラナチャイを使用
※プラナチャイ:予め甘さがついた状態の茶葉とホールスパイスが入った商品
ジグネチャービバレッジについて
前述は一般的に親しまれているドリンクをはじめ、コーヒースタンドでよく見かけるアレンジドリンクについてのご紹介でした。
さてここからは「シグネチャービバレッジ」について解説してみたいと思います。
※シグネチャードリンクとも、言われます。
「ジグネチャービバレッジ」
あなたはこの言葉を聞いたことはありますか?
実はこの言葉も、アレンジエスプレッソドリンクのひとつになります。
聞いたことがある方は「バリスタチャンピオンシップ」をご覧になったのかもしれません。
ジグネチャービバレッジは、大会で提供されるオリジナルのエスプレッソドリンクです!
シグネチャービバレッジの特徴として、「ジュース」や「既製品のフレーバーシロップ」などは使われません。
あくまで自然由来のもの、手製の副材料を使って作られるオリジナルドリンクです。
なぜ、自然由来や手製の副材料にこだわるのかというと、その一杯に込める思い、メッセージ性に重点を置いているからです。
自分が普段どんなことを考えているのか、コーヒー業界をどう変えていきたいのか、お客さんをどんな気持ちにしたいのか。
抽象的な思考を、コーヒーという形にしたものが、ジグネチャービバレッジになります。
私が今まで見たシグネチャードリンクで印象深いものをご紹介します。
- アガー(短時間で固まるゼラチンに似た性質)を使ったコーヒージュレ
- かスカラを使ったドリンク
- コーヒーホエイと玉露、ブドウシロップを使ったドリンク
- 冷凍して濃縮還元したフルーツジュース・シロップを、エスプレッソと一緒にエスプーマの中に入れ、ガスを充填させたドリンク
※エスプーマ:泡状のムース
私が想像もつかないような面白いドリンクばかりです!
一杯のコーヒーを様々な材料と組み合わせ、それらを最新の器具で調理する。
すると、世界にただひとつだけのドリンクが誕生する。
上のように考えるだけですごくワクワクしてしまいますし、技術と発想だけでなく、そこにバリスタさんの情熱も加わっているので、おいしさ以上に感動してしまいます。
どうですか?ここまで書くと、飲んでみたくなりませんか?
多くのシグネチャービバレッジは大会のために作られているので中々飲める機会や場所は少ないです。
ですが、少数ではありますが、オリジナルジグネチャービバレッジを提供しているコーヒースタンドがあります。
気になる方はぜひ調べてみてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したドリンクをまとめますと
- カフェモカ/ホワイトモカ = エスプレッソ + チョコレート + ミルク
- エスプレッソトニック = エスプレッソ + トニックウォーター
- オレンジ × エスプレッソ = オレンジジュース + エスプレッソ (+炭酸水)
- ダーティチャイ = チャイティラテ + エスプレッソ
前半ご紹介した4種のドリンクは「おうちバリスタ」さんや「簡易エスプレッソ抽出ができる器具をお持ちの方」にぜひ挑戦していただきたいドリンクです。
エスプレッソが抽出できなくても、いつもより濃いめでコーヒーを抽出すれば、近い味わいになります。
コーヒースタンドにあるアレンジドリンクを飲んでみたいけど味のイメージが出来ないから挑戦できない・・・
そんな方は、濃いめのコーヒーを自宅でアレンジして、味わいを確認してみてください!
それでは、よいコーヒーライフを!