【妊娠中の女性必見】カフェインの最適摂取量とおすすめのデカフェコーヒーを紹介

眠くてどうしようもない時や休憩中にコーヒーを飲む方は多いと思います。

毎日、欠かすことなく飲んでいると、ルーティンのようになっていくものです。

しかし、妊娠中の女性の方は特にですが、カフェインの過剰摂取は危険です。

飲み方を間違えると自分の体調やお腹の中の子供に悪影響を与えるため、正しい知識を身に付ける必要があります。

上記の内容で解説していきます。

ぜひこの機会に、カフェインについて学んでみてください。

コーヒーに含まれるカフェイン量

カフェインが含まれている飲み物は意外と多いです。

以下にカフェインが含まれている飲み物の比較表を作ったのでご覧ください。

名称	カフェイン量
ドリップコーヒー	90㎎（コップ1杯150ml換算）
インスタントコーヒー	80㎎（コップ1杯150ml換算）
抹茶	45㎎（コップ1杯150ml換算）
緑茶	30㎎（コップ1杯150ml換算）
紅茶	30㎎（コップ1杯150ml換算）
ウーロン茶	30㎎（コップ1杯150ml換算）
玄米茶	15㎎（コップ1杯150ml換算）
ココア	45㎎（コップ1杯150ml換算）
ダークチョコレート	80㎎（100g換算）
ミルクチョコレート	20㎎（100g換算）
コーラ	48㎎（500ml換算）
エナジードリンク	80㎎（250ml換算）

様々な飲み物を比較しましたが、やはりコーヒーが一番カフェインが多いようです。

品種ごとのカフェイン量

コーヒーの種類で多く流通されているのは、アラビカ種とロブスタ種の2つです。

アラビカ種は、高品質なコーヒー豆である「スペシャルティコーヒー」をメインに取引されています。

ロブスタ種は、缶コーヒーやインスタントコーヒーに使われています。

それぞれのカフェイン量を比較してみましょう。

アラビカ種のカフェイン量

アラビカ種のカフェイン含有率は0.8～1.4％です。

カフェインの量は、病気への耐性に関係しています。

アラビカ種は病気等に弱い特徴があるので、カフェイン量も次に紹介するロブスタ種よりも少ないです。

ロブスタ種のカフェイン量

ロブスタ種のカフェイン含有率は1.7～4％と、アラビカ種よりもかなり多いです。

ロブスタ種の名前の由来は「強い」であり、その名にふさわしく、カフェインがしっかりと含まれています。

ロブスタ種が多く使用されるインスタントコーヒーのカフェイン量をご覧ください。

アラビカ種のコーヒーと比べると、5倍近く多いことがわかります。

カフェイン量は焙煎度でほぼ変わらない

実は、焙煎度によってカフェイン量はほぼ変わりません。

コーヒーの味が苦いとカフェインが多いと思われますが、苦味の原因は別にあります。

カフェインの量を調節したいときは、品種を変えるといいでしょう。

カフェインによるデメリット2選

カフェインの過剰摂取によるデメリットを解説します。

不安感や焦燥感が強まる恐れがある

カフェインには覚醒作用があります。

適量であれば眠気覚ましとして効果的ですが、過剰摂取になると不安感や焦燥感が強まるので注意が必要です。

また、覚醒作用により睡眠を妨げてしまい、睡眠不足による疲労感も気を付ける必要があります。

睡眠に影響を与えない為にも、カフェインの過剰摂取や夕方以降の摂取は控えましょう。

下痢や貧血、胃の荒れなど様々な体調の悪化

人によってはカフェインの刺激が様々な体調の悪化を招きます。

あくまで過剰摂取の場合ですので、摂取量に気を付ければ問題ありません。

カフェインによるメリット5選

カフェインによるメリットを5つ紹介します。

覚醒作用がある

カフェインには覚醒作用があります。

なぜなら、脳の興奮を抑制するアデノシンという物質の働きを抑える作用があり、それによって眠気が覚めるからです。

 また、眠気覚ましだけでなく、集中力や運動能力を高める効果もあるので、運動前や仕事前に飲むのがおすすめでになります。

便通が良くなる

カフェインには、便通を良くする効果があります。 

なぜなら、副交感神経の一種である「迷走神経」を興奮させる働きがあるからです。

この迷走神経には内臓の動きをコントロールする効果があるので、腸のぜん動運動を促し、便通を良くしてくれます。

疲労回復

カフェインには、疲労回復効果があると言われていますが、どちらかというと「コーヒー」の効果です。

コーヒーには、抗酸化作用のある「ポリフェノール」とリラックス効果のある「香り成分」があります。

これらが、疲れた体を癒してくれているのです。

気分を高める

覚醒作用と似ていますが、カフェインには気分を高める効果があります。

原理は、覚醒作用と同じで、脳の興奮を抑制するアデノシンという物質の働きを抑えるからです。

仕事中の気分転換にコーヒーなどのカフェイン飲料を使うのは効果的だと言えます。

ダイエット効果

カフェインには、ダイエット効果があります。

なぜなら、カフェインには脂肪分解酵素を活性化する働きがあるからです。

また、カフェインを摂取すると基礎代謝が上がるというデータもあるため、太りにくい体づくりにもおすすめです。

血行促進やむくみの解消にも役立つカフェインは、ダイエット向きの成分といえるでしょう。

メリットを最大化するカフェインの最適な摂取量

WHO(世界保健機関)や各国の保健省などの国際機関は、健康を害するリスクとなりうるカフェインの量を設定しています。

健康な成人では1日400mgが最適量です。

また、一度の摂取量は200mg以下にするのが良いとされます。

コーヒーであれば1日3、4杯程度に抑えておきましょう。

カフェインを取ってはいけない人は？

カフェインは過剰摂取により危険なデメリットが出ますが、適量であれば健康にいい飲み物です。

しかし、場合によってはカフェインをとってはいけない人もいるので、ここからは「カフェインをとってはいけない人」を紹介します。

まず、カフェインをとることで体調に支障を起こしやすい人は控えましょう。

血管拡張作用や利尿作用は人によっては持病を悪化させてしまうおそれがあります。

無理に摂ることは決してしないようにしてください。

次に妊娠中の女性です。

妊婦・授乳中の女性がカフェインを過剰摂取してしまうと血管を収縮させるため赤ちゃんに運ばれる栄養や酸素が少なくなってしまいます。

その影響で流産や新生児の低体重リスクがあるといわれています。

母乳を通じて摂取したカフェインでも有害作用を受ける恐れがあるそうです。

WHOでは妊娠中の女性はカフェイン摂取量を1日300mgまでとしています。

それぞれの機関で基準に若干の差がありますが、過剰摂取は厳禁です。

「妊娠中の女性」や「カフェインに弱い」に当てはまらない方でも普段から過剰摂取をしないように気をつけてください。

エナジードリンクを飲んでいるにも関わらずコーヒーを何杯も飲むことは、カフェインを過剰にとりすぎているかもしれません。

妊娠中の女性におすすめのデカフェコーヒー豆3選

ここからは、妊娠中の女性におすすめのデカフェコーヒー豆を３点紹介します。

【ドリップタイプ】KUROCAFE　猫珈　デカフェコーヒー

いろいろな国のデカフェコーヒーがそろえられています。

商品名やパッケージもかわいく、友人に贈り物として送った際は非常に喜ばれました！

味わいはとても飲みやすく、洋菓子や和菓子とのペアリングも楽しめます。

【粉タイプ】無印良品　オーガニックコーヒー　カフェインレス

デカフェコーヒーは、コーヒーの風味が劣りがちですが、こちらの無印良品のデカフェコーヒーはコーヒーらしい味わいがしっかりあります。

また、オーガニックなので、コーヒーの質を求める方に優れたデカフェコーヒーです。

【豆タイプ】ode　デカフェコーヒー

Amazon限定ブランドの「ode」は、2か国のデカフェをそろえています。

好みに合わせて買い分けられるのでおすすめです！

まとめ

今回はコーヒー豆の品種や焙煎度によるカフェイン量の違いを紹介しました。

コーヒーの種類で多く流通されているのは、アラビカ種とロブスタ種の2つです。

ロブスタ種の方がカフェイン含有量が多いですが、焙煎度によってカフェインの違いはほとんどありません。

カフェインをとる上で注意していただきたいのは過剰摂取です。

特に、妊娠中の女性はカフェインによって流産や新生児の低体重リスクを招いてしまいます。

そうならないためにも、妊娠中の女性にはカフェインが取り除かれたデカフェコーヒーがおすすめです。

最近のデカフェコーヒーは様々な味わいが楽しめるので、ぜひ試してみてください！