【毎週土夜】夜のゆるっと珈琲メルマガ

【たった3ステップ】おうちコーヒーを美味しく淹れる唯一の方法

Coffee fam.は「私が初心者時代に悩んだこと」を振り返り、記事にまとめています。中には悩みの解決に役立ったものをPRしていますのでご容赦ください。
Kazu|Coffee fam.
J.C.Q.A認定コーヒーインストラクター2級
趣味が行き過ぎて自家焙煎を始め、今では福井の山奥で珈琲屋をやっているKazuと申します。珈琲のある暮らしの中で見つけた楽しみやちょとしたテクニックを発信しています。少しでもお役に立てたらうれしいです!

自宅でコーヒーを淹れ始めると次のような悩みがでてきます。

お店で飲んだような味わいにならないな。。。

このように狙った味がでないことが、コーヒー抽出の最初のつまずきポイントです。

また、次のような悩みもよく聞きます。

同じ豆を使っているのに昨日と今日で味が違う

狙った味を安定して出し続けるとなると、さらに難易度は跳ね上がります。

抽出のつまずきポイント2つ
  • 狙った味わいを出す
  • 味わいを安定させる

私自身、初心者のころはこれらのポイントでつまづいてきましたが、
結論からいうと「メッシュ(挽き目)」を調整することで乗り越えることができます!

結論:挽き目で調整!
粗く →苦みを抑えられる
細かく→酸味を抑えられる

目次

自宅で淹れるコーヒーを自分好みの味にしていく3つのステップ

コーヒーの味は様々な要素で変化します。

コーヒーの味をコントロールする7つの要素
コーヒーの味を変える7つの要素
  1. 焙煎度
  2. 産地
  3. 精製方法
  4. 湯温
  5. メッシュ
  6. ドリッパー
  7. 粉とお湯の比率

「焙煎度」「産地」「精製方法」については、コーヒー選びに影響する要素ですので、こちらの記事を参考にしてください。
≫自分にぴったりのコーヒーの選び方!

この記事でご紹介するのは、抽出に関する要素!
焙煎度』『粉とお湯の比率』『メッシュ』に絞って、3つのステップで自分好みの味にする方法を紹介します。

ステップを試していく際には、次の2点にご注意ください。

意識していること
狙った味を出すために・・・

要素(変数)を1つずつ調整する
➜何によって味が変わったかを明らかにする

安定して出すために・・・

毎回の抽出記録を残して、再現性を高める

それでは、ステップについて解説していきます。

STEP
抽出時はまず『粉とお湯の比率』を調整

粉とお湯の比率を調整することで、コーヒーの濃さを決めます。

  • 濃い目が好き➜『粉 1:お湯 15』
  • バランス重視➜『粉 1:お湯 16』
  • 薄めが好き➜『粉 1:お湯 17』

1回目の抽出はこれら比率から始めて、好みに合わせて調整してください。

ポイントは最初にも言いましたが、変数を1つに絞ることです。

今回の場合は、『粉とお湯の比率』以外は平均値で固定させます。

要素条件
湯温86度
メッシュ中粗挽き
ドリッパー何でもいいのでひとつに絞る
粉とお湯の比率今回で決定!
STEP
次は『メッシュ』を調整
メッシュによるコーヒーの味の違い

コーヒーの苦み・酸味を変える変数はいくつかありますが、メッシュ』による調整が一番簡単で効果があります

  • 酸味を和らげたい➜メッシュを細かく
  • 苦みを和らげたい➜メッシュを粗く

『粉とお湯の比率』はステップ②で決めたものにし、他の変数は平均的な条件で固定しましょう。

要素条件
湯温86度
メッシュ今回で決定!
ドリッパー何でもいいのでひとつに絞る
粉とお湯の比率ステップで決めたもの
STEP
最後に『湯温』で調整
湯温によるコーヒーの味の違い
湯温の高い・低いの基準

高い:90度~92度

普通:86度~89度

低い:82度~85度

  • 酸味を和らげたい➜湯温を高く
  • 苦みを和らげたい➜湯温を低く
要素条件
湯温今回で決定!
メッシュステップ②で決めたもの
ドリッパー何でもいいのでひとつに絞る
粉とお湯の比率ステップ①で決めたもの
STEP
番外編:『ドリッパー』で調整

ドリッパーでも味わいの調整が可能です!

そろえるものが増えるので、もし良ければお試しください!

■浅煎り

  • ハリオV60:きりっと輪郭のはっきりとした酸味や香り
  • カリタウェーブ:酸味が抑えられ甘みがメイン
  • カリタ台形:浅煎りは苦手なドリッパー
  • メリタ:すっきりとした紅茶に近い味わい

■深煎り

  • ハリオV60:甘みとほろ苦さが両立
  • カリタウェーブ:バランスが良くまったりと飲みやすい
  • カリタ台形:優しくさっぱりとした味わい
  • メリタ:深煎りでもすっきりで飲みやすい
要素条件
湯温ステップ③で決めたもの
メッシュステップ②で決めたもの
ドリッパー今回で決定!
粉とお湯の比率ステップ①で決めたもの

以上のステップで味わいを調整していきます!

決めた数値をメモしておけば、安定して自分好みの味を再現できるので、ぜひ参考にしてください。

まとめ|調整は意外と簡単!

何を変えればどのような味わいになるかがわかれば、
調整は意外と簡単です!

■粉とお湯の比率

  • 濃い目が好き➜『粉 1:お湯 15』
  • バランス重視➜『粉 1:お湯 16』
  • 薄めが好き➜『粉 1:お湯 17』

■メッシュ(挽き目)

  • 酸味を和らげたい➜メッシュを細かく
  • 苦みを和らげたい➜メッシュを粗く

■湯温

  • 酸味を和らげたい➜湯温を高く
  • 苦みを和らげたい➜湯温を低く

上の3つを順番に変えていくだけです!

ここで重要なのが、変えた数値はしっかりとメモをすること!

少しずつ少しずつ。
今日の一杯を自分好みに近づける。

この繰り返しが、おうちでおいしいコーヒーを淹れる唯一の方法です。

気負わず試して、記録して、味の変化を楽しんでください!!

─────────

Coffee fam.が力を入れているコンテンツ!

珈琲のゆるっとメルマガ

ブログやSNSだと遠慮してしまう珈琲のあれこれをゆるっと語っています。

とにかく、始めたばかりの人が自宅で簡単に楽しくコーヒーを楽しんでもらえるように、

  • ・おいしい淹れ方
  • ・おすすめの豆の選び方
  • ・個人的に好きな遊び方

をお届けしていきます。

初回は『押さえておくべき抽出基礎レシピ』をプレゼントしているので、ぜひご登録ください!

≫珈琲のゆるっとメルマガ

─────────

コーヒーの勉強手順

もし、コーヒー初心者の友達に教えるなら。

というテーマで私が学んできたコーヒーの知識をまとめました!

1ヶ月目で学ぶこと、2,3ヶ月目に学ぶこと、1年目で学ぶことといったように、体系的にまとめてあります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Kazuのアバター Kazu J.C.Q.A認定コーヒーインストラクター2級

趣味が行き過ぎて自家焙煎を始め、今では福井の山奥で珈琲屋をやっているKazuと申します。珈琲のある暮らしの中で見つけた楽しみやちょとしたテクニックを発信しています。少しでもお役に立てたらうれしいです!

目次