「コピ・ルアクって本当に美味しいの?
有名だから1度は飲んでみたいけど、値段も高いし不安・・・」
と思っているあなた。
そんなあなたの不安を解消できる記事となっています。
なぜなら、コピ・ルアクについて以下の内容で徹底的に解説しているからです。
- コピ・ルアクとは?
- コピ・ルアクの気になる味わい
- コピ・ルアクの偽物を見分ける方法
この記事を読み終えれば、安心してコピ・ルアクを購入し、今までとは違ったコーヒーの世界を楽しむことがきます。
ぜひ参考にしてください!
コピ・ルアクとは?猫の糞からとれるコーヒー豆
コピ・ルアクとは、ジャコウネコの糞からとれるコーヒー豆のことです。
野生のジャコウネコは雑食性で何でも食べるため、熟したコーヒーチェリーも食料の一つになります。
「コピ・ルアクはジャコウネコの糞からとれるので汚いのでは?」
というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、問題ありません!
なぜなら、コーヒー豆はパーチメント(内果皮)という、殻に覆われているからです。
パーチメントは動物に食べられても、消化されないために存在しています。
そのため、ジャコウネコは果肉を食べ、種子にあたるコーヒー豆は未消化のまま粉と一緒に排泄されるのです。
もちろん、コーヒー豆はキレイに洗浄し、しっかりと乾燥させた後に焙煎を行ないます。
コピ・ルアクが作られている場所
コピ・ルアクが作られているのは、インドネシアの島々になります。
具体的には以下のような島々です。
- スラウェシ
- スマトラ
- ジャワ
- バリ
- フィリピン など
数多くの島々で作られています。
コピ・ルアクの名前の由来
「コピ」とは、インドネシア語でコーヒーを指し、「ルアク」とは、ジャコウネコの現地での呼び名です。
日本では、「コピ・ルアク」のほか、「コピ・ルアック」、「ルアック・コーヒー」とも呼ばれます。
ちなみにフィリピンなどでは「アラミド・コーヒー」と呼ばれますが、言語が違うだけで、基本的には同じです。
【正直おいしい?】コピ・ルアクの風味を紹介
では次に、「コピ・ルアクは美味しいのか?」「コピ・ルアクってどんな味?」という疑問にお答えします。
コピ・ルアクの印象はさまざまですが、一般的に表現されている、コピ・ルアクの印象を「香り・酸味・コク・苦味・風味」の5つにまとめてみました。
香り | ウッディ スパイシー |
酸味 | ほとんど感じない |
コク | 軽めの味わい 余韻は短め |
苦み | ほとんど感じない |
風味 | ワインのように様々な味わいが複雑に絡み合っている。 ベルベットのようになめらかな舌触り。 |
※ ベルベットとは、美しい光沢と表面に細かい毛羽が生えている生地のこと。
上記の味わいからか、「思っていたよりクセが無い」や「スッキリしている」という感想が多いです。
実際、私が飲んだ印象も「インドネシア産のコーヒーの素朴で、ウッディな特徴」は備えているが、「後味はスッキリしている」というものでした。
味の感じ方は「人それぞれ」といえばそれまでですが、それ以上にコピ・ルアクは抽出するまでの過程で、味わいに影響を与えます。
くわしく説明すると、野生のジャコウネコは、様々な農園のコーヒーチェリーを無作為に食べるので、食べたコーヒー豆によって風味の違いがあるということです。
最近では、商業用に飼育されているジャコウネコからコーヒーをつくることが多いと聞きます。
できるだけ味わいのブレが少ない、品質の高いコピ・ルアクを作る工夫がされているようです。
【高級な理由】コピ・ルアクは1日3gしかとれない
コピ・ルアクは1杯で 3,000円〜8,000円といわれています。
なんで、こんなに高価なの?
理由は、生産量が圧倒的に少ないからです。
コピ・ルアクはジャコウネコの糞からつくられ、1日3g、多くても4g程度しかとれません。
100g(10杯分)のコーヒー豆を作るのに30日〜40日かかることになります。
また製造過程で、品質が基準を満たさないコーヒー豆を取り除く選別作業があり、実際は更に少ない生産量となります。
さらに、生産量が少ないだけでなく、コーヒーの需要の高まりに合わせてはコピ・ルアクも求められるようになっています。
世界で消費されるコーヒーの量は、1日約25億杯といわれています。
コーヒー1杯で少なくとも、10gのコーヒー豆が必要になるので、コピ・ルアクの生産がまったく間に合わないのです。
「生産工程の厳しさ」「需要と供給のバランス」により、コピ・ルアクの価格は高いということになります。
コピ・ルアクの偽物を見分ける方法
世界一希少性が高く、高価といわれる「コピ・ルアク」。
それだけに需要が多く、偽物もたくさん出回っているのが現状です。
そこで、ここからは「本物と偽物を見分ける3つの方法」を紹介します。
- 値段
- 表示ラベル
- 味
それでは、ひとつずつ詳しく解説します。
見分け方①:値段
まず、①の値段について説明します。
前の章でも説明していますが、コピ・ルアクは大変高価です。
土産物屋などで売られている、1パック2,000円〜5,000円程度のなんとなく買いやすいものは偽物であると考えられます。
なぜなら、本物を仕入ているなら間違いなく赤字になってしまうからです。
見分け方②:表示ラベル
次に②の表示ラベルについて説明します。
見分けるポイントは、「香り付け」や「飼育されている」というような表記がないことです。
上記の表記があるとすこし怪しいように感じます。
しかし、ラベル表示は日本語でないことが一般的なので、読むことが難しいです。
そういう場合は、信頼できるショップかどうか?というのも合わせて判断すると偽物を掴む確率は大きく下げられます。
見分け方③:味
最後は③の味による見分け方を説明します。
これは、実際に本物のコピ・ルアクの味を知っているか?
が、基準となります。
もう一度おさらいすると「インドネシア産コーヒーの素朴で、ウッディな特徴」「後味はスッキリしている」です。
また、コピ・ルアク以外のコーヒーにも詳しいと、より見分ける基準が増えます。
コピ・ルアクよりも安い!おすすめの高級コーヒー豆
「コピ・ルアクは高すぎて買えない」や「コピ・ルアクはやっぱり不安」
という方向けに、コピ・ルアクより手の届きやすいブルーマウンテンを紹介します。
ジャマイカ産のコーヒー豆。
ジャマイカにあるブルーマウンテン山脈の標高800~1,200mで獲れたコーヒー豆のみ、ブルーマウンテンという名をつけることができます。
生産地域が限定されているため、希少価値が高いのが特徴です。
ジャマイカのブルーマウンテンは、80%以上が日本へ輸出されています。
1936年(昭和11年)に初めて輸入された際に「イギリス王室御用達コーヒー」というキャッチフレーズがつけられ、日本では広く知られています。
ブルーマウンテンのコーヒーは以下のような味わいがします。
香り | ヘーゼルナッツのような香り |
酸味 | グレープフルーツのようなジューシーな酸味 |
コク | バランスの取れたちょうどいいコク |
苦み | すっきりしていて、控えめの苦み |
風味 | フローラルな香り。 ほのかにはちみつのような甘みがある。 |
ブルーマウンテンも同じく偽物が多いです。
私が毎回利用している「ドイコーヒー」は、全国でもかなり大きいコーヒー店ですし、「Japan Brand Collection2022」日本の贈答品100選に選ばれるほど信頼性が高いです。
Amazonや楽天での高級コーヒー豆購入が不安な方はこちらをご利用ください。
まとめ
コピ・ルアクについて解説しましたが、いかがでしたか?
コピ・ルアクは希少性の高いコーヒー豆で、ウッディでスパイシーな味わいが特徴です。
コーヒー好きなら一度は飲んでみたい種類ですが、偽物が多いので注意が必要です。
- 値段
- 表示ラベル
- 味
一番大事なことは、安心できるお店で買うことです。
ぜひ、今回の記事を参考に、自分へのご褒美としてコピ・ルアクをお試しください!